あらすじ
※この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、地名等は実在のものとは一切関係ありません。
※この作品には、性的描写、暴力描写などの表現が含まれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
「お前の作るものには、魂を温める力がある」
都の片隅で、素性を隠し孤独に生きるΩの料理人・伊吹。
彼の前に現れたのは、圧倒的な存在感を放つ謎の男・暁だった。
国の運命を懸けた神聖な儀式「福巻き」の作り手に選ばれた伊吹。
しかし、Ωであるという事実は、彼の過去の傷をえぐり、容赦ない偏見の渦へと巻き込んでいく。
「俺がお前を守る。何があっても、お前を一人にはしない」
運命の番であるα・暁の絶対的な愛を支えに、伊吹は自身の運命に立ち向かうことを決意する。
これは、冷たい世界で出会った二人が、互いの魂を救い、奇跡を起こすまでの愛の物語。
【登場人物紹介】
◆伊吹(いぶき)
本作の主人公。Ω(オメガ)。都の裏路地で小さな食事処「木漏れ日」を営む青年。料理の腕は天才的だが、過去のトラウマからΩであることを隠し、自己肯定感が低く控えめな性格。芯は強く、一度決めたことは最後までやり遂げる情熱を秘めている。
◆暁(あかつき)
本作のヒーロー。α(アルファ)。国を治める龍神一族の次期当主。冷徹で近寄りがたい雰囲気を纏っているが、内面は情に厚く、一度認めた相手は命を懸けて守り抜く。伊吹の料理とその人柄に強く惹かれ、彼の運命を変える存在となる。
◆玄(げん)
暁の叔父。α。次期当主の座を狙い、暁を失脚させようと目論む野心家。目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格で、伊吹がΩであることを利用して卑劣な妨害を仕掛けてくる。