あらすじ
雲一つなかった晴天のある日。空より降った「水」の塊が地球を飲みこんだ。
「それ」は瞬きの間に文明を流し去り、世界を滅ぼした。
水にまみれた廃墟の中に、ごく少数の人類を残して。
終末に置いていかれた生き残り達は、様々な形で余生を過ごすことを選んだ。
春樹もまた、それを選んだ一人であった。
顔も知らぬ隣人の遺品である車に乗り、毎日似たようなことを繰り返すラジオを手に、終わった後の世界で出会った摩訶不思議な美人と共に旅に出た。
大層な志も、明るい目標も、行きたい場所も無い。
宛ての無い、二人ぼっちの逃避行。
それがこの終末世界における、春樹の日常だった。
これはそんな逃避行の、とある一部始終。
森の中に佇む小屋に立ち寄った二人が、かつての生活を思い起こすものに出会う。
たったそれだけの話である。
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カクヨムコンテスト11【短編】応募作品です。
留学の最中に世界が滅んでしまった大学生・春樹と、春樹を愛してやまない不思議な美人・アマが終末世界をで余生を過ごすだけのお話。
全3話構成の予定です。どうぞよろしくお願いいたします。