あらすじ
ランドバーグ公爵家の次男アスベルは、剣と魔法に秀でた悪徳貴族である。
彼の望みはただ一つ
「兄に領地経営を押し付け、自分は別邸で酒池肉林に溺れること。」
病弱な双子の兄アスタの代わりとして表に立つことになったアスベルは、模範的な貴族を演じながら、裏では徹底した合理主義で問題を処理していく。
邪魔者は排除し、使える者は囲い込み、面倒な世間は力で黙らせる。
だが、そのやり方があまりにも効率的すぎた。
争いは収まり、秩序は整い、人々は彼を「有能な貴族」と持ち上げ始める。
本人の目的は一切変わらない。
正義でも、理想でもない。
すべては酒池肉林のため。
これは、
悪徳貴族として快楽を目指した男が、
なぜか領地と世界を掌握していく物語である。