あらすじ
人類が「種」として管理・飼育される絶望の世界。かつて近代兵器をその圧倒的物理スペックで粉砕した亜人種たちは、今や世界の頂点に君臨していた。セクター13を統治する205cmの銀髪ドラゴニュート、リズ。最強ゆえに誰の手にも負えず、誰も触れることすら許さなかった彼女の前に、一人の風変わりな「人間」が現れる。「ドラゴニュート、貴方の体は欠陥だらけだ。自重すら支えられず自壊する前に、大人しく『解体』されろ」特別医療管理センターの外科医。彼は彼女たちを支配者とも女とも見ない。ただの、メンテナンスが必要な不完全な「生体構造物」として扱うのだ。昼の診察室では、冷徹な指先が彼女たちの深層筋を暴き、プライドを解体する。夜の私邸では、解き放たれた本能による「子種の採取」という名の逆襲が始まる。これは、圧倒的体格差のある支配種たちを、解剖学という名の武器で一人ずつ陥落させていく、一人の外科医の叛逆の記録。