あらすじ
元公爵令嬢のセレスティーヌは、10年前に修道女となりクララと名乗っている。
彼女には立太子前のフィリックス王子という婚約者がいたが、彼の不実により破談となって行き場を失い、出家をして今に至る。
28歳の誕生日を迎えた日、彼の近況を聞かされたことが引き金となり、昔の夢を見る。
それは過ぎ去った自分。14歳の公爵令嬢の姿。
過去の追体験は、顔さえ忘れた王子との再会をもたらしたが、ふたりの関係の結末を知る彼女は冷静に告げる。
「この先、殿下がどのような言動をなさろうとも、私は何も申しません。ですから、どうぞ私のことはお構いなく」
ところが、急に態度を変えたセレスティーヌに彼は興味を持ち始めて……。
そうして醒めない夢の中、追体験の筋書きは次第に彼女の手を離れていく。
※エブリスタ、pixivにも掲載。