あらすじ
神の憩いの場――天鏡郷。
そこで八柱の超越者の一人として眠るように日々を過ごしていた龍種の青年、シュレン=カムイは、異変によって、世界の歪みを目の当たりにする。
神ですら取り除けない“魔”――アビス。
その囁きに魅入られた仲間たちは力を増幅させ、やがて“厄災”として堕ちていった。
四人の厄災は境界を破り、天鏡郷を離脱。
その瞬間、三つの世界が同時に軋み始める。
地球では、剣道の名家に生まれた高校二年生・白神白刃が、いつものジョギング中に突如現れた巨大ダンジョンと、正体不明の生物を目撃する。
日常だったはずの世界は、一瞬で非日常へと塗り替えられた。
一方、裏の異世界では、冒険者の少年・リク=オースティンが仲間と挑んだダンジョン最深部で、世界の壁に開いた小さな光を見つける。
その先に広がっていたのは、神話にも記されていない“別の世界”――地球だった。
神の最高傑作とされた地球。
失敗作と分類された異世界。
そして、神の理想郷である天鏡郷。
本来交わるはずのなかった三世界は、アビスという“意志”によって繋がり始める。
眠たがりの龍は失われた仲間を追い、
剣を握る少年は崩れゆく日常に立ち向かい、
冒険者は世界の外側へと足を踏み出す。
これは、
厄災となった者たちを巡る物語であり、
三つの世界が交差する群像劇であり、
そして“神ですら知らなかった深淵”へ辿り着く物語。
世界は、まだ壊れきっていない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※異世界やらなんやら出てきますが現代ファンタジーです(多分)