あらすじ
死さえも管理される近未来都市「ネオ=レクイエム」。
ここでは人々の魂は死後、巨大サーバ「アフタークラウド」にアップロードされ、永遠の生が約束されている。
魂データの管理・修復を担う「ネクロマンサー」の訓練生レイ・クロウには、ある秘密があった。
それは、システムが検知できない「未登録の魂(エラーデータ)」の声が聞こえてしまうこと。
ある雨の夜、レイは12年前に母を亡くした事故現場で、ノイズ混じりの少女の霊と出会う。
「ママを探して」――そう訴える彼女は、完璧であるはずの管理システム上では「存在しない」ことになっていた。
彼女はなぜ、電子の空(クラウド)へ行けなかったのか?
そして、レイの母の死に隠された秘密とは?
エリート捜査官エリスと共に調査に乗り出したレイは、やがてこの街の華やかな光の裏に潜む、決して触れてはならない「システムの闇」へと足を踏み入れていく。