あらすじ

剣と魔法が世界の秩序をつかさどる時代、 魔力の少ない一人の娘が、その常識に抗う。 彼女の名はエミリア・グレンウッド。 アヴァロン王国の南、グレンウッド辺境伯家に生まれた彼女は、 持たざる者として、持つ者以上に魔力と魔素の本質を見つめ続けた。 「魔法って……たぶん、仕組みや原理があると思うんだ」 魔力が乏しいからこそ、見落とせない違和感がある。 家族と友と、そして奇妙な縁に背中を押され、エミリアは、 魔力を“謎”のままにせず、“知”として手の中に収めようとする。 エミリアの所属する王立大学校には、有志の集まり「砂糖研究会」がある。 名前の通り甘いものに真剣で、時に芋を揚げ、時に携行食を作り、 なぜか衛生や補給の話まで転がっていく。 (研究会って名前だけど、だいたい各自が好き勝手しているだけである。 なお、当人たちは全員まじめである。だからこそ厄介である。 そして成果物は、けっこう戦場で役に立つことがあるのが困る。) 笑って、転んで、失敗して、それでも積み重ねる。 その小さな積み重ねが、やがて戦場の景色を変えていく。 神秘と論理が交差するこの世界で、 その問いの答えは、やがて兵器とお菓子で示される――王国の未来ごと。

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小説を読もう2026/01/07
  • 現在の作品魔力の小さな大魔導師