あらすじ
世界には
「スキル」と呼ばれる能力が存在する。
それは生まれた瞬間に与えられ、
誰にも変更できない――はずだった。
ある日、
能力文書の「誤字」を修正できる
異端の存在が現れる。
スキル編集者。
彼は強化もしない。
支配もしない。
ただ、
壊れている一行を直すだけだ。
しかしその行為は、
国家秩序を揺るがし、
神話とされてきた
「原初文書」の矛盾を暴き出す。
秩序の管理者。
真偽を見抜く監視者。
守るために排除する者たち。
そして、
誰も責任を取らない世界の文章。
――世界は、
本当に編集不能なのか。
これは、
能力を変える物語ではない。
「正しさ」を誰が決めるのかを
書き換える物語だ。