あらすじ

夢など、建物の土台にはならない。 華やかさだけを求める王宮で、私はずっと独りでした。 私が支えていた魔法の柱がどれほど重かったか、誰も知りません。 地味で冷徹と蔑まれた私の技術は、誰にも必要とされていないはずでした。 あの日、全てを失って辿り着いたのは、命を拒むほど凍てつく北の果て。 そこには、氷のような瞳を持つ辺境伯が待っていました。 魔法で石を組み替え、冷気を遮り、温もりを循環させる。 かつて無能と笑われた力が、白銀の雪原に見たこともない景色を描き始めます。 果たして、凍りついた世界を溶かすのは、緻密な魔法の火でしょうか。 それとも、孤独な設計士が初めて触れた、誰かの熱でしょうか。 私が最後に描き上げるのは、どのような未来なのでしょう。

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小説を読もう2026/01/07
  • 現在の作品地味な悪役令嬢は極寒の辺境で、誰よりも温かな愛を設計する