あらすじ

十七歳の少女は、悪魔の魔女と呼ばれていた。 災悪で史上最強。 数多の罪を着せられ、捕らえられ、塔に幽閉される。 しかし突然、その塔は爆破によって崩れ落ち、少女の姿は失われた。 災いは去った─ 人々はそう信じ、街は平穏を取り戻した。 やがて街の外れに、小さな花屋が現れる。 名もなく、噂にもならない。 それでも、扉を開いた者だけが、同じ言葉を残す。 「祝福の魔女がいる」 花を愛し、静かに暮らすその店主は、なぜここにいるのかも、なぜ花を守ろうとするのかも、覚えていない。 ただ、花に触れるたび、胸の奥が微かに疼く。 彼女は知らない。 自分が何者であったのかを。 誰を愛し、自分が何をしたのかを。 崩れた塔の向こうに、取り返しのつかない過去が眠っていることを。 ――これは、 悪魔の魔女と恐れられた少女が、祝福の魔女と呼ばれるまでの、記憶と花の物語。

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小説を読もう2026/01/07
  • 現在の作品悪夢の魔女と死んだ恋