あらすじ
すべては2005年、6月12日の午後、群馬県の上空に平行線の虹がでたことから始まった。
「なんか、不吉な予感がする」とつぶやき、皆も合槌を打っていた。
その時、彼は一瞬目の前の空間が歪んだように見えてクラクラし、その場に倒れこんでしまった。
しばらくして、彼が気がついたのは近くの病院のベッドの上だった。
「ムーッ、」彼の薄く開けた目に飛び込んできたのは、付き合い初めて半年余りの後輩の彼女の顔のはずだった。
いや、ちがうそこに見えるのは「だいじょうぶ?」と聞こえてくる声は間違いなく彼女の声だが、なんと、顔は自分の顔ではないか。
彼はもう一度自分の目を見開き、目をこすりゆっくりと恐る恐る彼女の顔を見ると髪の形こそ違うもののそこにはまぎれも無く自分の顔があった。
「ヒエー、どうなってんだ、これは」突拍子もない声をあげた彼の一声からこの物語は始まる!