あらすじ

年末の連休、気ままに過ごすつもりだった山川蒼平のもとに、一通の不思議なメールが届く。 差出人は、かつて想い合いながらも別れた女性・向山悦子の息子だという青年だった。 「あなたからの手紙が原因で、母は眠ったまま若返っているんです」 半信半疑のまま和歌山へ向かった蒼平が目にしたのは、布団の中で眠る、若い頃の姿のままの悦子だった。 原因は、高校三年の夏、神社で書いた二人の“誓いの手紙”。 互いに「何があっても愛し続ける」と記したその約束が、時を越えて奇妙な力を持ち始めていた。 悦子を抱え、蒼平はあの日の神社へ向かう。 そこで待っていたのは、誓いを「見届けた」と語る、少々俗っぽい神様だった。 すれ違い、離れ、後悔し続けた想いは、本当に破られたのか。 大人になった二人と、息子の願い、そして神様の思惑が交錯する中、 蒼平はようやく、自分が選ばなかった人生と向き合うことになる。 これは、遅すぎた初恋を迎えに行く、少し不思議で温かな物語。

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小説を読もう2026/01/07
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