あらすじ
「黒木さん、君のような魔力ゼロの無能を雇っている会社の恩、忘れないでくださいよ?」
ダンジョンが出現し、魔法がステータスとなった現代日本。 商社の万年係長・黒木鉄也(32)は、魔力が全く使えない「旧人類」として、年下の上司・二階堂から毎日パワハラを受けていた。 職場ではゴミ扱い。家では強気な嫁と義母に尻に敷かれる日々。
だが、誰も知らない。 彼が裏では、液体金属兵装を操る、伝説の「始末屋」であることを。
液状化する漆黒のスーツ。右腕に宿るAI相棒『マリア』。 魔法が効かない未知のモンスターも、Sランク指定のドラゴンも、彼の放つ重力砲の前ではただの肉塊だ。
「……悪いな。定時なんで、一瞬で終わらせる」
これは、会社では無能を演じるおっさんが、裏でこっそりSランク案件を片付け、 嫌な上司の投資案件を失敗させたり、 ポンコツな女騎士や売れないアクセ職人の元ヤン、家出少女のハッカーに懐かれたりしながら、 「愛する妻の機嫌を取るため(スイーツ代)」に命がけで残業する、現代ファンタジー。
「え? 世界平和? 知らん。俺は嫁の笑顔が見たいだけだ」