あらすじ
空白は内容を吸う。
空白は騒音を集める。
空白は自分の形を持たない。
「副島の本性を暴く」
暴かれるべき本性は存在しない。
存在しないものは何度でも暴かれる。
私は。 私は、見てしまう。 ずれた瞬間に気づいてしまう。 そして意味を考えてしまう。
私は観測者で、同時に被験者だ。 巻き込まれて、あとから翻訳して、体験に意味をつける。
私がいなければ、逸脱は起きていないのと同じだ。 少なくとも、誰にも認識されない。
だから私は、異常を怖がるし、混乱するし、でも目を逸らさない。 わかろうとする。
(本文より)