あらすじ
現代日本で農業バイオ研究者として働いていた俺は、ブラック企業での過労がたたって命を落とした。
次に目を覚ますと、異世界の貧乏貴族の三男アレンに転生していた。
病弱だった体を理由に、実家から追い出されるように与えられたのは、誰もが耕作を諦めた不毛の地『枯れ谷』。
水もなく、栄養もない死んだ土地。
しかし、俺には植物の声が聞こえるユニークスキル『プランツ・ウィスパー』と、前世で培った農業知識があった。
「土が硬い? なら耕せばいい」
「栄養がない? なら肥料を作ればいい」
「品種改良? お手の物だ!」
植物たちの要望に応えて育てた作物は、ポーション顔負けの回復効果を持つ「黄金のジャガイモ」や、魔力を高める「魔法の果実」など、常識外れのものばかり。
その噂を聞きつけ、商才あふれる美少女リリアナ、伝説の鍛冶師ドワーフ、森の賢者エルフなど、頼れる仲間たちが次々と集まってくる。
これは、不遇な転生者が「食」の力で領地を救い、やがて王国全土の農業を変える大臣にまで成り上がり、最後は愛する仲間と理想のスローライフを手に入れるまでの物語。