あらすじ
深海で目を覚ました俺は、なぜか生きていた。
ただし、身体の感覚は曖昧で、正体もわからない。あるのは強烈な空腹だけ。
必死に動き、生き延びようとする中で、ありえない光景――
深海に広がる花畑と、その中心にある異様で美しい一輪の花を見つける。
理由もわからないまま近づき、気づけば吸い込まれていた。
空腹は消え、身体は動かなくなる。
そして、落下の末に知る――自分が何をしてしまったのかを。
俺は何者なのか。
この深海で、どう生き延びればいいのか。
死にたくない。
その思いだけを頼りに、正体不明のまま生きる物語が始まる。
※本作は短編連載形式です。