あらすじ

「この婚約は、本日をもって破棄とする」——待ちに待った言葉だった。王太子に婚約破棄され、異母妹に勝ち誇られても、リディアの心は晴れやかだった。十年間、目立たぬよう息を殺して生きてきた日々がようやく終わる。そう思った矢先、母の遺品から現れた砂時計が残酷な真実を告げる。『この砂が全て落ちる時、お前の命も尽きる』——残された時間は、わずか一年。絶望? いいえ、これは解放だ。どうせ死ぬなら、残りの人生は自分のために生きよう。封印してきた時間魔法も、もう隠す必要はない。追放先の荒れ果てた辺境領で、リディアは初めて「本当の自分」として生きることを選ぶ。領地を立て直し、民に慕われ、かつての自分からは想像もできない日々。そんな中、隣国の公爵ルシアンとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。彼もまた、砂時計を持つ者だった——。呪いが絆に変わる時、死の宣告は愛の物語へと姿を変える。自由に生きると決めた令嬢の、再生と逆転の物語。

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小説を読もう2026/01/24
  • 現在の作品砂時計の砂が落ちきる前に、私は自由に生きることにしました~婚約破棄された令嬢は辺境で花開く~