あらすじ
「フロートゼ魔法学院」
そこは、火を灯し、風を起こし、水を温める。
そんな「生活に役立つ魔法」しか存在しない。少し地味な魔法学院。
成績優秀で堅物、クラス委員長のアリスティア・ウィグサムは、「正しく生きること」を疑わずに生きてきた。
一方、貧しい家庭を支えるお調子者の少年ヒリス・イーノンは、勉強は苦手だったが誰よりも人の役に立とうとする生徒だった。
学院祭の準備係として強制的に組まされた二人は、価値観の違いから衝突を繰り返す。
しかし、生活魔法と固有魔法を通じて互いの弱さと本音に触れ、両者の心は揺れ動く。
これは、派手な魔法が存在しない世界で綴られる、不器用で真っ直ぐな恋の物語。