あらすじ

「私の故郷ではね、氷は青い花になったの」 転校生の凛(りん)は、いつも無機質なコンビニの氷カップを眺めていた。 自らを魔法使いだと名乗る彼女は、この世界には魔力が足りないと言って、不器用に三角おにぎりのフィルムを剥がす。 魔法も奇跡もないこの街で、彼女は少しずつ「日常」に摩耗していく。 やがて彼女が魔法の呪文を完全に忘れたとき、世界から彼女の痕跡が消えた。 これは、どこにも馴染めなかった孤独な少女と、彼女を見守った僕の、短くも静かな記憶の記録。 溶けて消える氷のような。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/01/24
  • 現在の作品コンビニの氷は、青い花にならない ―異世界から転校してきた彼女がついた嘘―