あらすじ
ある日突然、俺は魔王になった。
毎年選ばれる「魔王」の五期生。与えられたのは貧弱なダンジョンと5000DCの初期資金、そして神々に監視される日々。
魔王には二大派閥がある。先輩の庇護を受ける代わりに、上納金を払い、駒として生きる道。同期の7人は全員どちらかに入った。
俺は断った。
「誰かの駒になるのは嫌だ」
その瞬間、俺のオッズは30倍から127.5倍に跳ね上がった。神々の賭博場「パンテオン・ライブ」で、誰も俺に賭けない。孤立無援。同期は全員敵。派閥からは潰すべき異分子扱い。
普通なら詰みだ。
だが俺は気づいた。オッズ127.5倍ということは、自分に賭けて勝てば127.5倍のリターンがある。
「誰も俺に賭けないなら、俺が俺に賭ける」
セルフベットで資金を稼ぎ、ダンジョンを強化し、同期を蹴散らす。そして全財産を注ぎ込んだガチャで、俺は奇跡を引き当てた。
LR「呂布奉先の魂」――出現率0.002%の伝説。
裏切りの象徴と呼ばれた最強の武将。その魂を宿したリザードマン「レックス」と共に、俺は関東統一を目指す。
神々よ、見届けろ。
オッズ127.5倍の底辺魔王が、どこまで成り上がるか。