あらすじ

バスの中で気がついた。……ない。スマホがない。 令和のこの時代、スマホを家に忘れるのは一種の拷問だ。音楽も聴けない、ツイ廃もできない、丸腰の私。 絶望の中、カバンの奥から見つけたのは「無印良品の手帳」と一本のペンだった。 (よし、人間観察でもするか) 画面越しにしか世界を見ない女子高生、虚無の指先で戦うサラリーマン。それらをインクで書き留めるうち、最悪だった時間は、物書きにとっての「ゴールデンタイム」へと変わっていく。 本作は、日常に潜む些細な絶望や、奇妙な人間たちの生態を、手帳とペンという「アナログな武器」で狩猟(ハント)していくエッセイ集です。 通勤電車のイライラも、深夜の謎の焦燥感も、誰かの奇行も。 この手帳には、私なりの「毒(皮肉)」と「薬(カタルシス)」が書き残されている。 スマホの画面を見るのに少し疲れた夜、ぜひ覗いてみてください。

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カクヨム
カクヨム2026/01/24
  • 現在の作品無印良品の手帳には、毒も薬も書き残す