あらすじ
宝翼病――それは、翼を持つ者を特別な存在へと変えてしまう病だった。
世間の注目と期待を一身に受けるその存在は、
いつしか「人」ではなく「希望」として扱われるようになる。
幼い頃から宝翼病の少女・瑠羽に支えられてきた少年、翔。
彼女の優しさに守られながら成長した翔は、
やがて彼女が背負わされている重さに気づいていく。
誰かのために笑い、
誰かのために耐え続けた少女の選択。
そして、彼女が残した最後の言葉は、
翔の人生を大きく変えることになる。
これは、
失われた一人の想いを無駄にしないために、
未来を選び続けた少年の物語。