あらすじ
幕府によって、鬼人狩り令が施行された江戸時代。
血に染まったような瞳を持ち、人を食うとされる者ーー鬼人。
まことしやかながらも、人間は彼らを忌み嫌い、蔑視した。
ある日、馬子である父、喜兵衛の帰りを待っていたおなつは驚いた。喜兵衛は、瀕死の幼い鬼人を道中見つけたらしく、拾ってきてしまったのだ。
面倒を見ようとするので、おなつは当然困惑するが……結局父を理解し、世話を買って出る。
しかして人間、鬼人……一つ屋根の下で互いに理解が進んでゆくが、その後に迫るは喜兵衛の死。紡がれてゆくは、数奇な運命。
果たしておなつと鬼人、彼らが最後に見たものとはーー