あらすじ
レンには夢がありました。有名になる、お金持ち、名誉を貰うこと、、一番の夢は、誰かの記憶に残ることです。
何もない自分だけど、馬鹿にされてばかりの自分だけど、誰かの記憶に残りたい。
そこに自分と同じような境遇の子、リーナが現れた。病という疑いの中でも、誠心誠意接しました。自分が受け取れなかった愛を不器用に注ぎました。愛というかメサイアコンプレックスです。
リーナは最初牙を剥きますが、後に態度は軟化させ、レックスを唆し脱獄を果たします。
レックスは先の見えない暗がりに逆戻りします。
リーナはふと不思議に思います。レックスの行動が理解できません。リーナは、レックスを脅威、中立の人、皮肉を込めてお人好しのお馬鹿さん、騙されやすい人、危なっかしい人、と色々な見方をしていきます。
不器用で不遇なレンは誰かの記憶に残りたかった。自分が受けられなかった優しさを誰かにあげたかった。いつのまにか、リーナからかけがえのないものをもらっていました。自分の基本、軸。明るく、強かに、くだらないことで笑い、元気が無い人を下から笑顔で覗き込む、、というよりか猫騙しでびっくりさせるような、、
レンは自分の周りの理不尽を、吹き飛ばしてしまうような人と出会えたのです。ワクワクするような出会いです。
レンは、心が暗くなる度にリーナだったらどう考えるか、どう言うか、そんなことを考える。その内に、だんだんと性格が変わっていったのです。
何のために頑張るか。目標にした人に近づきたいために頑張るのです。目標となる人がいるから、自分も頑張れる。二人と一緒にいた時間や環境が、そうさせるのです。