あらすじ
帝国最強の騎士セシル。彼女を待ち受けていたのは、蛮族の国バルバドの将軍ガンツによる、残酷な「育成」だった。首と両手に鎖を繋がれ、アリーナ(訓練場)に引きずり出された彼女は、兵士たちを磨くための「動く盾(サンドバッグ)」を命じられる。 武器もなく、衣服を奪われてなお、セシルは騎士の矜持を胸に男たちを圧倒し続ける。しかし、その「強さ」こそが彼女の破滅を早めることとなった。ガンツは、アリーナでセシルに叩き伏せられた敗者たちを、夜の独房へ「復讐者」として送り込んだのだ。 昼は最強の騎士として君臨し、夜は己より弱い男たちに蹂躙される。勝てば勝つほど夜の辱めが激しさを増すという逆説的な地獄。絶望的な日々の中で、セシルの肉体はいつしか屈辱の中に甘美な悦びを見出し始めてしまう。 やがて彼女の前に、バルバドの覇王ヴォルグが君臨する。圧倒的な力による「真の敗北」を喫した時、折れた魔剣は自ら望んで王の隷属という名の救済を受け入れるのだった。