あらすじ
時は大正――由緒正しき冬崎家の一人娘である16歳の少女、結良は当家のただ一人の子どもということもあり、両親からたいそう大切に育てられてきた。
だけど、ある衝撃の出来事により冬崎家は怖れられ忌み嫌われる存在に。それまでの縁故もすっかり途絶え、冬崎家は衰退の一方を辿ることに。そして、それを自身のせいだと深く心を苛む結良。ついには、自ら命を絶つことさえ考えるようになり――
だけど、そんな絶望の中にいた結良に救いの手が。それは、以前の冬崎家と並ぶほどの名高い良家である光野家からの婚約の申し出で――