あらすじ
「君との婚約は破棄だ。地味な女はもう要らない」
五年間尽くした婚約者に、私は静かに頷いた。
怒りはない。悲しみも、もうない。
ただ、母から継いだ薬草園と、形見の記録帳だけは守り抜く。
「証明いたします。私の価値は、貴方に決められるものではないと」
三日後の薬師協会認定式典。
それが、私の最後の舞台。
――けれど、なぜか冷徹と噂の公爵様が、私の傍を離れてくださらない。
「逃がさない。お前は俺のものだ」
その低い声が、凍っていた心を溶かしていく。
※ざまぁあり/溺愛あり/ハッピーエンド保証