あらすじ
世界が滅びる?そしたら林檎食えねえじゃねえか!
世界は静かに滅びゆく。誰も気付かぬその隙にーー。
死体と病が蔓延する、不要な“モノ”が集められる場所『汚染エリア』。
そこで暮らす赤髪の少年・サンは、越えることが出来ずに朽ちていく者を尻目にひょいっと巨大な塀を軽々と飛び越え、街の向こうを「林檎を盗むための庭」だと思っている、規格外で「世間知らず」な少年だった。
「自分に親が居ようと居なかろうと、俺の価値は左右されない」
自分を貫くサンだったが、ある日現れた不気味な三人組が、その平穏な日常を一変させる。
語られる、伝説の組織『ツクヨミ』の真実。
道の途中で起きる出会い、そして別れ。
どんなに世界中が膝を着き、絶望に打ちひしがれようと、サン、彼だけは何度でも立ち上がる。
これは、一人の少年が「正解の道」へと辿り着くまでの物語。
――あるいは、その結末を見届けるための物語。