あらすじ
「純君、お待たせ。お姉ちゃんが、悪い虫を全部お掃除してあげるね」
僕の義理の姉、鬼龍麗奈(きりゅう れいな)が数年ぶりに帰ってきた。
修行のついでに世界の裏格闘技タイトルを総ナメにしてきた彼女は、以前よりもずっと美しく、そして――僕への愛が「異常」なまでに重くなっていた。
「トイレも一緒に入る?」「ベッドには僕が舌を噛むって言って、やっと諦めてもらった」
そんな平和(?)な日常は、姉さんが僕への「イジメ」を知った瞬間に崩壊する。
「男は女を殴っちゃダメ。でも、私は女だから関係ないよね?」
0.2秒の神速。ボクシング世界王者すら凌駕する拳が、僕を傷つけた男女を男女平等に粉砕していく。
だが、僕も、そしてイジメっ子たちも知らなかった。
彼女は世界に数十人しかいない、国家すら手出しできない超法規的体質『アンタッチャブル』の一人。
彼女のストレスが臨界点を超えた時、それは国家の終焉を意味する「歩く核兵器」であるということを。
「ねぇ純君。あの子の歯、お姉ちゃんが抜いてあげたよ。私、優しいでしょ?」
最凶のブラコン姉さんと、彼女の機嫌一つで滅びかねない世界。
振り回される僕の波乱すぎる学園生活が、今幕を開ける!