あらすじ

大谷晴美は今から19年前、月丘雨音という恋愛小説家だった。デビュー作はちょっと評判になったが、その後に書いた2作品はパッとせず、そのまま書けなくなってしまった。 それから交際中だった幼なじみの明生と結婚。後に授かった詩織は10歳になる。 明生の仕事は占い師。生まれつき目が見えない明生に出版の話が持ち上がる。そこの編集者は、晴美が作家として活躍していた頃にアルバイトとして働いていたエリだった。 明生は自分の占い本よりも、晴美が何か小説を書いたら出版してくれないか尋ねる。だが晴美はもう書けないし書かないと怒り出す。 それは本が評判になっていた頃、一部の評論家に酷評され、友達からも運だけで出版されたような作品だと、陰口を叩かれていた事を知った晴美は書くのが怖くなり、今に至る。 そんな晴美に詩織は、図星を突いた言葉をぶつける。その言葉に反論できなかった晴美は、もう一度書く決心をするのだが……エリから求められたのは恋愛小説ではなくミステリー小説だった。

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小説を読もう2026/01/23
  • 現在の作品恋愛小説家、月丘雨音とその家族