あらすじ
40年前、文教放送で“放送事故”とスタッフ女性の失踪が同時に起きた。その鍵を握るのは、ラストに謎のノイズが混じるデモテープ。
新コーナーの準備中、若手ADがそのテープを再生した翌朝、急死する。超常現象研究家の大越ケンタロウと、霊媒師・玉緒春子の孫である女子大生・麻鈴は、40年前の怪異と向き合うことになる。
生放送でデモテープを再生した瞬間、スタジオは制御不能に陥り、失踪した女性の“感情”が音声を乗っ取る。
麻鈴はその想いを受け止めるが、怪異は終わらない。
放送後、ケンタロウの前で麻鈴が浮かべた笑みは、40年前に父を襲った“あの夜”の気配を呼び覚ましていた。
(ホラー短編賞応募作品)