あらすじ
呪いを狩る一族に生まれた少女・倫は、始まりの式神に選ばれたことで、逃れられぬ運命を背負う。
「……この力は、人として、か弱き魂を救う為に、使う」
倫は、人を喰らわぬ鬼を救い、その傍に置いた。
守ることを選んだ倫と、守られる未来を拒絶する蓮司。幼い頃、確かに結ばれていた心は、立場と喪失によって、静かにすれ違っていく。
呪いは、愛に似ている。
与え、縛り、そして奪っていくものだから。
鬼と人、庇護と拒絶、救われなかった命の行方。
和風の世界で描かれる、痛みと執着の恋愛鬼譚。
注意 残酷な描写が含まれております。性的描写はほぼありません。