あらすじ
現代の山形市。
なぜか撤去も説明もされないまま、街の片隅に立ち続ける二十メートルの構造物がある。
人々にとってはただのランドマーク――でも、その内側には“世界の境界”に関わる秘密が眠っていた。
県庁に配属されたばかりの新人公務員、片桐一葉(かたぎり・ひとは)は、その管理担当に任命される。
書類仕事と現場確認の日々の中で、街に増えていく小さな違和感。
影の向きが変わる。消える人が出る。読めない文字のメモが残る。
やがて一葉は知る。
この街が、もう一度“世界規模の異変”の入口になりつつあることを。
巨大ロボットと怪奇現象、そして役所のデスクワーク。
ローカルで日常的、ちょっぴり非日常。
はたらくお姉さんの、ゆるっと始まるSFコズミックホラー。