あらすじ
「役立たずの、虫けらが」
そう吐き捨てられ、夫に殺されたオメガの旭。
しかし目が覚めると、そこは三年前の結婚式当日だった。
地獄のような日々をやり直すチャンス。
旭は復讐を誓う。完璧な妻を演じ、夫・レオを油断させて破滅させるために。
けれど――あいつ、様子がおかしい。
「君の指一本動かす必要はない」「世界中の財宝を集めても足りない」
冷徹だったはずの夫が、二度目の人生では激甘スパダリに変貌!?
しかも、何かに怯えるように過保護で……。
復讐したい受け VS 守り抜きたい攻め
すれ違う二人の想いが交差する、涙と救済のオメガバース!
※この作品には、性的描写、暴力描写、残酷描写などの表現が含まれています。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
【登場人物紹介】
◆久我山 旭(くがやま あさひ)
没落寸前の名家・久我山家の長男。オメガ(Ω)。銀縁眼鏡の奥に理知的な瞳を持つ美青年。一度目の人生では夫・レオの冷酷な仕打ちと暴力に耐え続け、最後は殺害された。二度目の人生では心を殺し、完璧な「良き妻」を演じることでレオを油断させ、社会的地位を奪い取ってから捨て去る復讐を誓う。
◆鷹司 レオ(たかつかさ れお)
日本経済を牛耳る鷹司グループの若き総帥。アルファ(α)。長身で鋭い眼光を持つ、彫刻のように美しい男。一度目の人生では旭を「道具」と呼び、冷徹に支配した末に死に追いやった(と旭は認識している)。しかし二度目の人生では、結婚式の日から旭を見る目が潤み、異常なほどの執着と甘やかしを見せるようになる。
◆相馬 律(そうま りつ)
鷹司家に仕える有能な執事兼秘書。ベータ(β)。常に沈着冷静だが、レオの変化にいち早く気づき、戸惑いながらも主を支える。旭にとっては攻略すべき「敵の懐刀」であるが、同時に良き理解者となり得る存在。