あらすじ
「欠陥品」の烙印を押されたオメガ×オメガ嫌いの最強アルファ。愛のない政略結婚から始まる、奇跡と溺愛の物語。
伯爵令嬢リリアーナは、オメガでありながらフェロモンがなくヒートも来ないため、「石女」「欠陥品」と実家で虐げられていた。
厄介払いとして売られた先は、北の果てで魔獣を狩る「北の怪物」アイゼンハルト辺境伯。
処刑される覚悟で嫁いだリリアーナだったが、夫となったヴォルフガングはオメガのフェロモンを嫌悪しており、「匂いのしない」リリアーナをむしろ歓迎して……?
「俺の邪魔はするな。それさえ守れば衣食住は保証する」
そう言っていたはずの彼が、薬草園で働くリリアーナを見る目は次第に熱を帯びていき――。
「……いい匂いだ。リリアーナ、もう理性は期待するな」
これは、欠陥品と呼ばれた少女が真実の愛を知り、やがて北の地を救う「聖女」となるまでの物語。
★ハッピーエンド確約
★ざまぁ要素あり
※この作品には、オメガバース特有の描写、暴力描写などの表現が含まれています。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
【登場人物紹介】
◆リリアーナ・ベルンシュタイン(オメガ)
王都の名門伯爵家の娘だが、オメガ特有の芳香が無くヒートも未到来のため「欠陥品」として冷遇されてきた。控えめだが芯は強く、薬草学や古代語の知識が深い。銀髪に紫の瞳。
◆ヴォルフガング・フォン・アイゼンハルト(アルファ)
北の国境を守る辺境伯。類稀な戦闘能力と強烈なアルファの威圧感を持つが、それゆえに他者を寄せ付けない。過去のトラウマからオメガを毛嫌いしており、「北の怪物」と恐れられている。黒髪に黄金の瞳。
◆ハンス(ベータ)
ヴォルフガングの忠実な執事。厳格だが、リリアーナの誠実さにいち早く気づく。
◆ミレナ(ベータ)
リリアーナ付きとなる侍女。北部の出身で気風が良い。