あらすじ
レグナス学園で開催されることになった、名誉ある行事――交流大会。
選ばれた生徒だけが出場でき、優勝者には聖騎士団への推薦が与えられるという。
大会に臨むアレンは、その裏で学園に漂う不穏な空気を感じ取っていた。
教師ベルダの沈黙、過去の大会で起きた「ある事件」、そして再び動き始める魔王の影。
やがて大会の最中、アレンの前に現れる謎の男。
その男は常軌を逸した力を持ち、まるで何かに縛られているかのように振る舞う。
戦いの中で明らかになっていく、親と子のすれ違い、叶わなかった願い、そして後悔。
アレンは自身の持つ特異な力によって、人の“過去”と“想い”に触れていく。
――救うとは何か。
――戦うとは何のためか。
正義と絶望が交錯する中、交流大会は単なる試合では終わらない。
その結末は、学園だけでなく、アレン自身の運命を大きく歪めていくことになる。