あらすじ
勇者が魔王を倒し、世界は救われた――
そう、語り継がれている。
魔物を狩り、魔石を糧に生きる世界で、
剣士ライナスはギルドの依頼を受けながら日々を過ごしていた。
だが、かつて命を救ってくれた“黒い外套の女”と再び似た気配に出会ったことで、
彼の中に拭えない違和感が芽生える。
なぜ魔物は増え続けるのか。
なぜ勇者の名は、いつしか語られなくなったのか。
やがて人間、エルフ、魚人、ドワーフ――
それぞれの種族から選ばれた新たな世代が、
同じ「世界の歪み」に辿り着いていく。
これは、
一人の剣士から始まり、
やがて世界の真実へと至る戦記。
語られなかった歴史の先で、
彼らは本当の平和を選び直す。