あらすじ
過労で心も体も壊れかけた社畜の私の前に、ある夜、ローブ姿の男が現れた。
彼は異世界の“結界維持”を担う魔法使い。国を守るため、正しい判断を正しい頻度で繰り返してきた――その結果、人も自分も壊れていくのに、止まれないと言う。
「あなたなら、“全部を背負わない選択”を知っていると思った」
そう告げられた瞬間、私は異世界へ引きずられた。
救世主なんてやらない。頑張らない。全部はやらない。
それでも――壊れない線を引くだけなら、できるかもしれない。
現世と異世界を行き来しながら、二つの世界で“壊れずに生きる”物語。