あらすじ
火災現場に残る、わずかな違和感。
それは事故として処理され、誰にも疑われることなく消えていく——はずだった。
新米刑事・宵森澪(よいもり みお)は、
事故として処理されていく現場の奥に、
消えきらない違和感だけを静かに残していく。
正しい処理。
守るべき組織。
見過ごされる小さな違和感。
それぞれの立場が、それぞれの正義を抱えたとき、
境界線は、いつの間にか曖昧になる。
これは、悪を裁く物語ではない。
正しさがぶつかり合う、その狭間に立たされた人間たちの物語だ。
正義と正義のあいだに、線は引けるのか。