あらすじ
異世界に召喚された少女・アカリは、
王子の婚約者に選ばれた翌日、「役に立たない」と切り捨てられた。
婚約破棄のうえ城を追放された彼女は、帰る方法も居場所も見つからないまま、森をさまようことになる。
行き場を失った旅の途中で、アカリは
“魔物を食材として調理できる”という自分の特性に気づく。
生き延びるためにその力を使った彼女を救ったのは、
隣国の騎士団長・ティルだった。
彼の屋敷で暮らすことになったアカリの料理は、忌み嫌われてきた魔物を食卓へと変え、少しずつ人々の価値観を変えていく。
「私は、いつ帰ることができるんだろう」
穏やかな日々のなかでも、彼女の胸にあるのは、元の世界へ帰りたいという想い。
そして魔物食の秘密と彼女の存在は、やがて王国の思惑を引き寄せていく。
帰れない世界で、あなたと食べる魔物ごはん。
居場所を失った少女が選び直す、食と恋の異世界ファンタジー。