あらすじ
【第1部あらすじ】
社畜生活42年、実家の裏山(ダンジョン)で「全自動スローライフ」始めます。
~防犯カメラの映像が、勝手に世界中でバズっているとも知らずに~
大手IT企業の開発チーフ・佐藤ケンジ(42歳)は、社内政治とデスマーチに疲れ果て、辞表を叩きつけて帰郷した。
「もう競争はうんざりだ。静かに土をいじって暮らしたい」
しかし、久々に帰った実家の裏山には、未開の**《現代ダンジョン》**の入り口が開いていた!
普通なら即通報・即避難の緊急事態。だが、激務で感覚が麻痺していたケンジはこう思った。
「これ、誰にも邪魔されない**『私有地』**ってことだよな……?」
ケンジは元エンジニアの知識と魔法を組み合わせたスキル『最適化』を駆使し、ダンジョンを**「全自動農場」**へと改造し始める。
襲い来るスライムは「自動耕作機」へプログラム(ハッキング)。
凶暴なゴーレムは「トラクター」代わりに再利用。
脅威とされたダンジョンは、彼にとってただの快適な職場へと変わっていく。
そんなある日、泥棒対策で設置した「防犯カメラ」が、手違いで動画サイトに接続されてしまう。
映し出されたのは、Sランクモンスター(ドラゴン)を「害獣」としてハエ叩きのように瞬殺し、淡々とトマトの世話をするおっさんの姿だった。
「この配信者、何者だ!? ドラゴンが雑魚に見えるぞ」
「作業用BGMにしてはレベルが高すぎるww」
「投げ銭(スパチャ)が止まらない!」
ネット界が騒然とし、世界ランク1位への階段を駆け上がる中、本人は通知をオフにして露天風呂(ダンジョン産温泉)でコーヒー牛乳を飲んでいた。
これは、最強の元社畜が、無自覚に世界を驚愕させながら、最高の隠居ライフを手に入れる物語。