あらすじ
冬の夜、村はずれに立つ一本の街灯は、子どもたちから「ほしのとう」と呼ばれていた。
いつもきらきらと輝くその街灯が、ある晩、少しだけ暗くなっていることに少年ユイは気づく。
街灯は、冬のあいだ空から借りている「きらきら」を落としてしまったのだという。
ユイは街灯のため、雪の夜に落ちたきらきらを探しに出かける。
しかし、集めたきらきらは、困っている人を助けるたびに少しずつ消えていく。
それでもユイは立ち止まらず、やさしさを分け与え続けた。
やがてユイが知るのは、きらきらは拾うものではなく、
誰かを照らしたときに生まれる光だということ。
冬の静かな夜に灯る、小さくてあたたかな童話。