あらすじ
クレマンは浮気をした挙句、婚約者フランシーヌへ婚約破棄を宣言する。
それをフランシーヌは笑顔で受け入れた。
何故なら彼女は知っていた。
この先、クレマンにろくな未来は待っていない事を。
「馬鹿な奴もいたもんだ」
彼女の秘密を知る数少ない人物、公爵令息シルヴェストルが密かに笑う。
――フランシーヌの家にはある大きな秘密があった。
そしてそれは、彼女に対するクレマンの評価をも覆すようなものだったのだが……。
「婚約破棄はしない」
彼女の価値に気付き、クレマンがそう言いだした時――
――もう、全ては手遅れだった。