あらすじ
次世代エネルギー資源〈リネア〉の実用化により、世界は急速に変わり始めた。
光が溢れる街の裏で、貧困と格差は静かに広がっていく。
高校一年生の少年は、家族を支えるため、自分の感情を押し殺して生きていた。
争いが起きれば身代わりになり、誰かが苦しめば代わりに背負う。
父をリネア事故で失った日から、彼の人生はさらに加速する。
なぜか彼が関わると、争いは収まり、人の心は落ち着いていく。
だがそのたびに、少年自身は削られていった。
「壊れるのは、お前だ」
そう告げた男との出会いをきっかけに、少年は世界の歪みと向き合っていく。
これは、誰かを守るために、すべてを背負おうとした少年の物語。