あらすじ
元・王立魔術師団副団長――史上最年少の天才魔術師、ライラ・ブルーガーデン。
戦争孤児として育った彼女は、その卓越した才能を見出され、王立魔術師団に迎え入れられ、異例の若さで副団長にまで上り詰めた。
しかし、唯一の心の支えだった孤児院長の死をきっかけに、彼女は地位も名誉も捨てて組織を去る。
生きる意味を見失っていたライラを救ったのは、名もなき依頼人からのたった一言――「ありがとう」。
その言葉に背中を押され、彼女は魔獣討伐から迷子のペット探しまで請け負う“何でも屋”として、新たな人生を歩み始める。
だが、とある迷宮探索の同行依頼で、ライラは異常事態に遭遇する。
結界の改変、魔法を使う魔獣、そして――それらを裏で操る謎の研究者。
仲間を守るため、ライラは精霊と共に極限の戦いに身を投じるが、そこには謎の組織の陰謀と孤児院長の死に隠された真実が絡み合っていた。
これは――
小さな「ありがとう」に応え続けた一人の精霊魔術師が、やがて王国の運命を揺るがしていく物語。