あらすじ
古い山道の奥に建つ洋館――鬼灯館(ほおずきやかた)。
そこでは夜になると、正体不明の灯りが現れ、人が消えるという。
怪異の調査を請け負う〈神楽坂探偵社〉の探偵・神楽坂鷹彦と、その助手・根津啓介は、
「幽霊屋敷」と噂される鬼灯館の調査を依頼される。
館に漂う、不自然な光。
怯える住人たち。
そして、次々と起こる不可解な出来事。
だが鷹彦は言う。
「怪異より恐ろしいのは、人間だ」
怪異に見える現象の裏に隠された、人間の罪と選択。
それが明らかになった時、
読者は“本当の怪談”を知ることになる。
――これは、怪異の仮面を被った、人間の物語。