あらすじ
もう二度と働きたくない。
前世で過労死した記憶を持つ私は、今世でも王太子妃教育という名の激務に追われていた。
だから婚約破棄を告げられた瞬間、私は歓喜の声を上げそうになるのを必死に堪えた。
愛などいらない。
私が欲しいのは国家予算三年分の慰謝料と、誰にも邪魔されず安眠できる南の孤島だけ。
邪魔者は契約書で黙らせ、有能すぎる元部下たちを引き抜き、凶暴な魔物さえも便利な全自動家電に改造する。
全ては最高に贅沢な惰眠を貪るために。
しかし逃げ出したはずの私のもとに、なぜか仕事中毒の元同僚たちや不眠症の帝国皇子が次々と押し寄せてくる。
私の平穏な隠居計画は、いったいどうなってしまうのか。