あらすじ

「……うおっ」 「あっ!」 「黙れ。声出したら首をへし折るぞ」 おれは思わず息を呑んだ。居間でぼんやりとリモコンをいじりながらテレビを眺めていた、そのときだった。突然、窓がカラカラと乾いた音を立てて、ゆっくりと開き始めた。 何事かと思い、テレビを消して前のめりになった瞬間、窓の向こうから男の顔が、ぬっと突き出てきたのだ。 男は部屋に上がり込むと、そっと窓を閉めた。白いTシャツにグレーのスウェット。短く刈り込まれた髪に無精ひげ。その目は血走っている。 今の物言いに、この風貌。この男、まさか――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/01/21
  • 現在の作品立てこもり :約3000文字