あらすじ
高校2年生の田中実(たなか みのる)は、学年一の美少女・五十嵐咲(いがらし さき)の親友であり、引き立て役の「ヒロインの友達」。 運命をもとめて毎朝全力疾走しても、ぶつかるのはお年寄りや小学生ばかり。恋の女神に見放された彼女は、いつか自分にも運命の恋が訪れることを夢見ていた。
ある夏の日、実は咲への告白現場に立ち会い、告白主である流川拓人(るかわ たくとに一目惚れをしてしまう。 初めての恋心に戸惑いながらも、勇気を出して彼に近づく実。しかし、そこで明かされたのは衝撃の事実だった。
「僕は五十嵐さんのファンにすぎません」
彼は咲に恋をしていたのではなく、推しているアニメキャラに似ている咲を「推し」として崇めていただけだったのだ! しかも、実が彼に惹かれた理由もまた、彼が自分の「推しキャラ」に似ていたからで……?
恋? それとも推し活? オタクな「ヒロインの友達」と、ヒロインを推す「残念イケメン」。 すれ違いと共感が交差する、ちょっと奇妙な三角関係(?)の行方は――!